言葉を強調したい時には「!」(エクスクラメーションマーク)、
 疑問を提示したい時には「?」(クエスチョンマーク)が使えます。

 これらの記号は、会話調の文章に活用されます。

「これから、遊びにいこう!」
「これから、遊べるかい?」
 
 などという風に使用されますね。
 気軽に使える記号なのですが、こられにも正しい使い方というのがあります。
 例えば、メールや掲示板などの文章に、

「はじめまして!!!!」
「何のこと?????」

 など、たくさんの「!」や「?」を重ねて使う人がいます。
 数が多いほど、驚きや疑問の感情が良く伝わると思われてるのかもしれませんが、
 読み手からすると、これは鬱陶しいだけです。

 無意味な上に、文章が安っぽく見えてしまうので、
 「!」や「?」は語尾に1つだけ付けるようにしましょう。

 また、「!」や「?」の後には、一マス空けるというルールがあります。

●例
× 「早く駅前に来てくれ!間に合わなくなる」
○ 「早く駅前に来てくれ! 間に合わなくなる」

 これも慌てて文章を作っていると、
 つい見落としてしまううことなので気を付けましょうね。


■ 二重表現に注意                        
 二重表現とはセンテンスに新しい意味を追加せず、
 元の意味を繰り返している語句です。

 「上に上がる」「下に下がる」「普段の平熱」「馬から落馬」
 などといった文章が二重表現に当たります。
 「上がる」というのは、上に行くことに決まっているので、
 「上に上がる」という言い方はしません。
 落馬とは馬から落ちるコトを言うので、「馬から落馬」という言い方はしません。

 二重表現は意味のない文なので、使ってはいけないのです。

 文章を書く際、知らず知らずに使ってしまう危険が高いのがこの二重表現です。
 プロの作家やライターでも、ついうっかり使ってしまって校正で修正されることが、
 しばしばあるようですね。
 以下、二重表現と、修正例をいくつか上げます。

× 例えば、冬山の登山などが一例です。
○ 例えば冬の登山などです。

× 一緒に協力する。
○ 協力する。

× まず、第1に。
○ 第1に。

× 補足説明を追加する。
○ 補足説明する。

× はっきりと、明記する。
○ 明記する。

× 最終結論。
○ 結論。

 一見、どこが重複? と思えるモノもありませんでしたか?
 文章を書き上げた際は、二重表現になっていないか良く注意して見直しましょう。